稲荷神社の昔むかしからいる「きつねさん」の日常会話

さこん 拝殿に向かい左側の きつねさん(推定年齢10歳の男の子)
ここん 拝殿に向かい右側の きつねさん(推定年齢9歳の女の子)

ここん

見て、見て、あのご神木!!すごいね!!

さこん

見たけど、なにがすごいの?

ここん

どこ見てるのよ!ご神木の新緑を見てよ、すっごいでしょ!!

さこん

ホントだ!いっぱい新緑の葉っぱが出てきて、すごくきれいだ!

ここん

そうなのよ。なんか、うれしくなっちゃって、涙が出てきたわ。

さこん

去年の暮れに剪定工事をして、枝を切ったよね?

ここん

あの時、あんなに切っちゃって大丈夫かなと思ってたのよ。

さこん

ご神木の年齢も、500年を超えているからね。心配したよね。

ここん

なんかさ、自然の力の偉大さとか、神秘的な生命力を感じるわ。

さこん

ほかの木も、きれいに新緑の葉がついているよ。

ここん

春に桜が咲き、今は新緑をうけ、紅葉の節に時の流れを感じ取る・・・

さこん

どうしちゃったの?だいじょうぶ?
悪いものでも食べたの?

ここん

こういう気持ち、わからないの?鈍感なんだから。

さこん

わかってるよ。さあ、いっしょにお祈りしよう。