稲荷神社の昔むかしからいる「きつねさん」の日常会話
さこん 拝殿に向かい左側の きつねさん(推定年齢10歳の男の子)ここん 拝殿に向かい右側の きつねさん(推定年齢9歳の女の子)

稲刈りの時期だよね。もう、刈り始めているところもあるってよ。

たくさん獲れるといいね。稲穂がたくさん実っているから、おいしいと思うよ。

新米で炊いたおにぎり、ほんとうにおいしいよね。

ぼくは稲荷ずしが好きだけど、鮭のはいったおにぎりもいいな。

新米で炊いたお米はそのままでもおいしいのよ。

梅干し入れて、のりを巻いて。あ!そうだ、おかかを入れるのもいいね。

だから、何を入れてもおいしいのよ。

収穫量はこれからわかることだけど、農家の方々のご苦労があってのことだよね。

たくさんの収穫があることをお祈りするわ。

初午祭の五穀豊穣のお祈りは、最後の収穫するまでのお祈りだよね。

稲荷神社のいわれは、稲が成る(実る)ことを祈る。それが稲荷神社となったのよ。

それで、五穀豊穣を願う祈願が一番なんだね。

昔はお米作りが、生きていくための基本中の基本で、人々の祭りごとの中心だったのよ。

その基本から、商売繁盛・家内安全・無病息災などがお祈りされるようになったのね。

そのとおりよ。お米を育てて収穫するには、地域の皆さんの協力があってのこと。

開墾したり、水路を引いたり、皆さんで協力することが大切だったんだね。

稲刈りの時期は、台風がやってくる季節でもあるのよ。心配だわ。

そうだ、収穫祈願のお祈りをしよう。