稲荷神社の昔むかしからいる「きつねさん」の日常会話

さこん 拝殿に向かい左側の きつねさん(推定年齢10歳の男の子)ここん 拝殿に向かい右側の きつねさん(推定年齢9歳の女の子)

ここん

稲刈りの時期だよね。もう、刈り始めているところもあるってよ。

さこん

たくさん獲れるといいね。稲穂がたくさん実っているから、おいしいと思うよ。

ここん

新米で炊いたおにぎり、ほんとうにおいしいよね。

さこん

ぼくは稲荷ずしが好きだけど、鮭のはいったおにぎりもいいな。

ここん

新米で炊いたお米はそのままでもおいしいのよ。

さこん

梅干し入れて、のりを巻いて。あ!そうだ、おかかを入れるのもいいね。

ここん

だから、何を入れてもおいしいのよ。

さこん

収穫量はこれからわかることだけど、農家の方々のご苦労があってのことだよね。

ここん

たくさんの収穫があることをお祈りするわ。

さこん

初午祭の五穀豊穣のお祈りは、最後の収穫するまでのお祈りだよね。

ここん

稲荷神社のいわれは、稲が成る(実る)ことを祈る。それが稲荷神社となったのよ。

さこん

それで、五穀豊穣を願う祈願が一番なんだね。

ここん

昔はお米作りが、生きていくための基本中の基本で、人々の祭りごとの中心だったのよ。

さこん

その基本から、商売繁盛・家内安全・無病息災などがお祈りされるようになったのね。

ここん

そのとおりよ。お米を育てて収穫するには、地域の皆さんの協力があってのこと。

さこん

開墾したり、水路を引いたり、皆さんで協力することが大切だったんだね。

ここん

稲刈りの時期は、台風がやってくる季節でもあるのよ。心配だわ。

さこん

そうだ、収穫祈願のお祈りをしよう。